脂質異常症のリスク層別化と管理目標:一次予防・二次予防の考え方
脂質異常症のLDLコレステロール目標は、一律ではありません。「その人がどのくらい心血管イベントのリスクを持つか」で目標が変わります。層別化の考え方を整理します。
一次予防と二次予防
- 二次予防:すでに冠動脈疾患などの既往がある → より厳格な目標
- 一次予防:既往なし → 危険因子(年齢・糖尿病・喫煙・高血圧・家族歴等)で低〜高リスクに層別化し、目標を設定
糖尿病や慢性腎臓病などがあると、リスクは高くなります。
目標の考え方(一般的な整理)
| 区分 | LDL-C目標の考え方 |
|---|---|
| 二次予防(高リスク) | もっとも低い目標 |
| 一次予防・高リスク | やや低い目標 |
| 一次予防・低〜中リスク | 相対的に緩やかな目標 |
※具体的な数値は動脈硬化性疾患予防ガイドライン等をご確認ください。
療養計画書に落とす
患者のリスク区分を踏まえてLDL-C等の達成目標を設定し、食事(飽和脂肪酸を減らす・青魚を増やす等)・運動・禁煙の行動目標につなげます。
※本記事は一般的な情報提供です。リスク区分・目標値は動脈硬化性疾患予防ガイドライン等の改訂や患者の病態により異なります。最新のガイドラインを確認し、担当医師の判断でご対応ください。