患者に伝わる説明のコツ:ヘルスリテラシーに配慮した生活習慣病の伝え方
医療者にとって当たり前の説明が、患者には届いていない——生活習慣病では、そのギャップが行動変容を妨げます。ヘルスリテラシーに配慮した、伝わる説明のコツを整理します。
専門用語を「日常語」に置き換える
- 「HbA1c」→「過去1〜2か月の血糖の平均のようなもの」
- 「動脈硬化」→「血管が硬く狭くなること」
- 数値だけでなく「それが体にどう影響するか」を添える
「分かった」を確認する
説明したら、患者自身の言葉で言い直してもらう(ティーチバック)と、理解のズレに気づけます。うなずきだけで判断せず、「今日決めたことを教えてください」と確認すると確実です。
行動に落とす・紙に残す
- 「何を・どのくらい・いつ」まで具体化する
- 口頭だけでなく、療養計画書として紙で渡す
- 一度に多くを求めず、まず1〜2個から
療養計画書は、説明を「見える形」で残す道具です。目標と行動を紙で渡すことで、家に帰ってからも意識が続きます。
※本記事は一般的な情報提供です。説明・指導の内容は患者の状態や理解度により調整してください。診療上の判断は担当医師が行ってください。