運動療法の処方:強度・頻度・時間の決め方と「運動できない人」への工夫
「運動してください」だけでは動けません。運動療法は、種類・強度・時間・頻度を具体的に"処方"することが継続の第一歩です。基本の考え方を整理します。
基本の処方(一般的な目安)
- 有酸素運動:速歩など中強度を、1日30分・週150分以上を目安に
- レジスタンス運動:週2〜3回。有酸素運動との併用が効果的
- 強度の目安:「ややきつい」「息がはずむが会話はできる」程度
「運動できない」を分解する
時間がない・膝が痛い・続かない——理由に合わせて工夫します。
- 時間がない:10分×3回の分割、通勤で歩く・階段を使う
- 関節が痛い:水中運動・自転車など負担の少ない種目
- 続かない:歩数の目標設定、楽しめる運動、記録で見える化
安全への配慮
心血管疾患・増殖網膜症・重症合併症・コントロール不良例では、運動の可否・強度を事前に評価します。高血圧では急激な息こらえを避ける、糖尿病では低血糖・フットケアに注意します。
※本記事は一般的な情報提供です。運動の可否・強度は患者の病態により異なります。最新のガイドラインを確認し、担当医師の判断で個別に処方してください。